社内SEは減点法で評価される

社内システム部門の立場が非常に弱いことは、以前の記事で触れました。

コスト部門であることやITに疎い経営者が多いことが主な要因ですが、つい先日もこのことを感じる出来事がありました。

もうすぐ期末を迎えるにあたり、部長・課長が相談して来期の目標を立てました。
そのうちの1つに、来期に稼働予定の新基幹システムを安定稼働させること、というのを掲げていました。

まぁ、コレ自体は自然な目標だと思うのですが・・・
先日行われた経営方針会議で、部長がこの目標を会長・社長に報告したところ、会長が激怒したとのことでした。

何でも、「システムを安定稼働させるのは当たり前だろう!業務をより効率的にするとか、プラスアルファのことは考えられないのか!」と言われたとか。

確かに正論なんですがねぇ・・・
システムを安定稼働させることが、どれだけ大変で高度なことをやっているか、理解されていないことが中々切ないところです。

例えば、銀行や証券取引所のような社会的に多大な影響を及ぼすシステムですら、たまに障害を起こすんですよ?
いち企業内の業務システムとは、比較にならないほど多くのテストを実施しているにも関わらずです。
また、車や飛行機のように、人命を預かっているものですらも、販売後に不具合が見つかるのです。

つまり、システムと言えど人間が作るものに過ぎませんから、全ての不具合を事前に検出することは実質的に不可能なのです。

しかし、残念ながらどんなに熱弁したところで、このことが経営層に伝わることはありません。
なので、安定稼働させて当たり前、トラブルでも発生しようものなら即マイナス評価となるわけです。

これはもう、社内SEの宿命ということで割り切るしかないでしょう。
幸い、当社では賞与の査定に経営層は絡まないので、トラブルを起こしたとしても部長・課長からの評価が下がらなければ、私の賞与がさがることもありません。
さすがに、部長・課長はマイナス査定を免れないでしょうが・・・

以前の記事で書いたことと繰り返しになりますが、社内SEで高評価を受けることは期待してはいけません。
仕事が評価されなければやる気が出ない人は、社内SEには不向きですので、うかつに転職しないことをお勧めします。
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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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