迷走する就職活動の解禁時期

就職活動の解禁時期について、今年は8月から開始という指針が出ていたそうですが、何やらやっぱり来年は6月にしようかなどという議論が出ているようです。

ちなみに、私が学生だった頃は、就職活動は「3年生の12月」ぐらいから既に始まっていました。
※院生の場合は、「1年生の12月」から。

あの頃は、多くの企業で12月とか1月ぐらいで会社説明会があり、2月・3月ぐらいで筆記試験・面接の日程が組まれていました。
なので、早い人は3年生の間に内定が出ていましたし、その他の多くの人についても、4月ぐらいには内定が出ていました。

ただ、超就職氷河期だったこともあり、なかなか内定がもらえない人もやはり中にはいて、その人達は悲惨なことに、5月以降も延々と就職活動を続けることになっていました。
(一番遅い人で、8月ぐらいまでひっぱられていたと思います。)

ということは、3年生の後半から4年生の前半にかけて、殆ど大学の研究活動に身が入らないことになってしまい、大学側としては「今の就活スケジュールでは、学生の本分である学業に支障が出る」という抗議が出るようになりました。

そんなことがあってか、企業側がエントリー受付などの採用活動の解禁時期をもっと後ろ倒しにすべき、という議論が行われてきました。

それからというもの、ここ数年では、
 ・2013年には「3年生の3月」からにしよう
 ・2014年には「4年生の8月」からにしよう
という取り決めを経団連が行い、加盟企業に通達しました。

しかし、これを破ったからといって、特に何も罰則などありません。

であれば、この取り決めを逆手に取り、自分の会社だけ抜け駆けして採用活動を始めれば優秀な学生を早々と確保できる、という姑息なことを考える会社が後を断ちませんでした。
いわゆる「青田買い」というやつです。

結局、これらの取り決めは実質反故にされ、ルールを順守した真面目な企業だけが泡を食う結果となりました。

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さて、冒頭に書いたように2015年に取り決めるルールは「4年生の6月」からにしようとしているみたいです。
ただ、これは根本的な解決にはなっていません。

別に、取り決めた採用時期が悪かったのではなく、取り決めを守らせる実効力が無かったのが問題なのですから。
なので、時期をいくら前後に調整したところで、それを順守する企業など殆ど無く、はっきり言って無意味です。

どうせ時期を調整しても意味が無いのなら、せめて二転三転して彼らを振り回すのだけは止めてあげた方が良いと思います。
ころころ時期が変わって見通しが立たない方が、よっぽど学業に影響すると思いますしね。

私達の頃も就職難で大変でしたが、今の学生さん達は、また別の意味で大変ですね。。。

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Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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