人の意見に反対する場合は対案を示す

安保法案の見直しが浮上してからというもの、日々ニュース等で安倍政権に対するバッシングを見ない日はありません。

この一連の騒ぎの中で、「SEALDs」という学生団体による反対デモ活動がよく取り上げられてきました。

彼らは今回の安保法制見直しを戦争法案の成立と位置付け、「日本を再び戦争する国にするのか」という理念のもと、安倍政権に批判を浴びせ続けてきました。

この団体の代表である奥田氏を始め、この団体の活動に参加している学生さん達をテレビなどで見ていると、私にもこれだけの行動力があったらなぁ・・・と羨ましく感じることもあります。
しかし、残念だと思うのは、彼らの活動には「対案」が無いため、単なるお祭り騒ぎをしたいだけの集団という印象を世間に与えてしまっています。
(参加している人達は、そんなつもりは皆無だと思いますが)

彼らは対案を持たないため、安保法制に反対する際に、「戦争反対!」を拡声器で連呼し、挙句の果てには安倍首相に対して「バカか、お前は」という、もはや意見でも何でもないヘイトスピーチまがいの言葉を浴びせるだけの集団になってしまっています。
これは、世間から見るとマイナスイメージでしかなく、この活動がイマイチ広がりきらない要因でもあります。

彼らはまだ学生なのである意味仕方ないのかもしれませんが、社会では他人の意見に反対する場合は必ず対案を示すことを求められます。

これは、私がやっているSEという仕事でもそうですし、他の多くの仕事で当てはまることです。

意見というのは人間が考えるものですので、そもそも完全無欠な意見など有り得ません。
なので、どんな意見に対してでも、批判をしようと思えば重箱の隅をつつくことで、必ず批判が可能です。

では、なぜ他人同士が合意までこぎつけられるのでしょうか?

それは、お互いに対案を提示し合って質の高い議論を行うことで、妥協点まで辿りつくことができるからです。
ここで重要なのは、合意形成する上で辿りつくのは「完璧な意見」ではなく、あくまで「妥協点」にしかすぎないということです。

合意形成に至るには、自分達の意見を押し通しつつ、相手の意見も汲み取って「引くべきところは引く」という駆け引きが必要です。
「自分達の意見を全て100%飲め」というのでは、初めから交渉のテーブルにさえ座る資格はありません。

これは沖縄の基地移設問題にも言えることです。

沖縄の翁長知事は、辺野古への基地移設に反対することを公約に掲げて当選しました。
実際に、公約通りに基地移設には一貫して反対し続け、かつ辺野古岬の埋め立て承認の取消まで実行しました。
ですが、「対案」は何も示していません。

とりあえず反対するだけで知事になれ、かつその地位が安泰なのですから、楽な仕事です。
しかし、建設的な意見を何も出さないため、特に本州の人達から見ると「ただゴネてるだけ」に映ってしまいます。

なにせ、反対するだけしておいて、対案は国が考えろっていう姿勢ですからね。(苦笑)

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少し話がそれましたが、、、

日本は島国とはいえ、周りはまさに外敵だらけです。
10年ぐらい前までは、兵力で遥かに優る中国も、日本の自衛隊の装備にはとてもかなわない状態で、それほど脅威ではありませんでした。
しかし、軍備に莫大な金を注ぎ続け、少しずつ兵器の性能を向上させ、今や周辺地域に侵攻するのに十分な軍事力を身に付けています。

また、弾道ミサイルを一発打ち込まれただけで甚大な被害が出る状況にも関わらず、「攻撃されるまで攻撃(反撃)できない」という元々の法律をどのように考えていたのでしょう?
はっきり言って、反撃などできる余力など残りません。
それを防ぐのに、「先制攻撃権」は国民を守る上でやはり必要だと思います。

とは言え、もちろんこんな法律は無い方が良いに決まっています。
世界中の全ての権力者が、平和的な考え方を持ち、領土拡大などの野心を持たなければ、何も問題はありません。

しかし、残念ながら、そういう権力者はごく一部にすぎません。
また、対話も成立しないような人達ばかりです。

そのような中で、どのようにして旧法制で日本の安全を維持していくのか、対話で解決するというのならどのように対話していけば良いと考えているのかなど、SEALDsの学生さん達には、是非とも「さすが若い人達の考え方は柔軟だ!」と世間が感嘆するような対案を掲げた上で、活動をしてほしいと期待します。

私のような甲斐性のないオッサンにこんなこと言われるのは心外でしょうけどもね。
(できれば応援したいんですよ、ホントに)

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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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