RPAツールに対する業務部門からの予期せぬ猛反発

私が作っているExcelマクロでの自作RPAと、とあるベンダーから購入したRPAツールが同居している当社―

<現在の勢力図>
 RPAツール: 営業部門のとある1部門のみ利用(5台で稼働)
 自作RPA: その他のほぼ全ての部門で利用(数十台で稼働)

ま、自作RPAの方はお金がかかりませんから、社内シェアとしては上記のような構図になるのは、ある意味当然のこと。
しかし、まだまだRPAツールを導入した部門もシェア拡大を諦めてはいないようで、管理部門へのハンズオンセミナー参加を企画しているようです。

ということで、先日管理部門の部長陣を集めて、セミナーに参加させる社員についての打ち合わせを行っていました。
以下、ある一場面を抜粋。

営業部長:「RPAツールによって、既に当部門では工数削減効果が出ています。管理部門でも導入して、積極的にご活用下さい。」(ドヤ)
人事部長:「おたくで効果が出ているのは、専任で開発できる人がいるからでしょう。」
営業部長:「確かにそうですが、兼任でもそれほど難しくないかと思います。」
人事部長:「それは、多少なりとも技術に詳しい人がやるからではないですか?」
営業部長:「まぁ、普通の人よりは多少PCの扱いやマクロなどに詳しいかもしれませんが・・・」
人事部長:「そんな社員はウチにはいませんし、専任化させるような余力もありません!」
営業部長:「・・・」
人事部長:「システム部で開発してもらうことはできないんですか?」
システム部長:「システム部で開発するなら、たみおとさんに今やってもらっていること(自作RPA開発)と何も変わりません。」
人事部長:「同じことができるんですか?」
システム部長:「同じことができます。」
人事部長:「じゃあ、尚更こんなの必要ないじゃないですか。」
営業部長:「はぁ・・・」


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世間ではRPAツール崇拝の風潮が漂っていますが、現実には業務部門の拒否反応は強く、上手な活用はおろか、導入すらも簡単にはいかないものなんだということが垣間見えた一幕でした。

RPAツールの本来の長所は、業務部門で「必要なときに必要な自動化処理を自分達で作れる」というところにあります。
が、実際にはRPAツールの使い方や注意点などを習得したり、その後のロボ作成やメンテを行っていく余力がある部門など、中々無いということでしょう。

なので、世間的に「RPAツールの導入が成功した」とアピールしている会社でも、システム部門がロボ作成を担当しているところが大半なのではないでしょうか。

でも、これはRPAツールの長所を活かしきれているとは言えません。
そもそも、システム部門がRPAツールを使ってロボを作るぐらいなら、マクロを勉強してマクロで自動化処理を組めるようになればいいだけの話なのです。

10月から我がシステム部に異動してきた人も、RPAツールの話題が出たときに、「こんなこと、マクロでできますよね。昔からあるのに、何を今さらって感じです。」と話していました。

と言いつつ、私も去年までExcelマクロからDOM(Document Object Model)を操作できることを知るまでは、RPAツール信者の1人ではありました。
が、いざマクロで実現可能なことを知ってしまうと、無料で簡単に作れるのに、わざわざ大金をかけてRPAツールを買うのは馬鹿らしいと思うようになりました。
(もちろん最初は苦労しましたが、コツが分かってしまえばRPAツールと同じぐらいハイペースで開発可能)

社内SEで、もしこの記事をご覧になっている方がいらっしゃいましたら、まずは自作してみることをご検討下さい。
余力やスキルの関係でどうしてもダメそうなら、RPAツール導入も止む無しですが、その際には、「Excelマクロで自作も可能」であることは社内には絶対に伏せておくようにして下さい。

でないと、ムダな投資をしたと勘違いされ、上層部からの印象が悪くなりかねませんので・・・

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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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