いつまでプログラム仕様書を書き続けるのか

正直、ベンダーSEの頃からずっと疑問に思っていました。

プログラム仕様書って、何の為にあるもんなのかと。

まぁ、一般的には、下記のようなことが目的の工程なわけですが。

①詳細設計者とプログラマが違う場合に、プログラマにコーディング内容を伝えるため。
②単体テストのテストケース作成の元ネタにするため。
③コーディング内容を日本語など人間が分かり易い形で残すため。

でもね。。。
プログラム仕様書を作る作業って、すんごい手間なんですよね。

おまけに、最も手戻りが発生し易いので、設計書もしょっちゅう手直ししなければなりません。
設計書のフォーマットや記述ルールを意識しながらだと、設計書の修正作業はさらに工数が増加します。
(改ページとかフォントの統一とか記載レベルの統一とか・・・)

保守まで含めると、下手したら製造工程を抜いて、プロジェクトの中で一番時間を費やす工程なんじゃないかと思います。
その割に、単価は安い・・・

はっきり言って、無意味な工程です。

そこまでして苦労して設計書を作っても、炎上プロジェクトになっちゃうとプログラム改修の結果を設計書に反映する作業が疎かになりがちです。
結局設計書とプログラムが不一致となり記述内容が信用できなくて、プログラムを直接追っていくことになるわけです。
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いや別にプログラム仕様書が不要だとは言いません。
日本語なんかで記述されているドキュメントがあると、それはそれでパッとプログラムの内容を把握したいときなんかに活用できますし。
あくまでも不要だと思っているのは、コーディング前に作る設計書であって、ある程度品質が担保された状態になってから後追いで作成するドキュメントは重要だと思います。

要するに、どうせ高頻度で手戻りが発生することが事前に予想できていながら、プログラム仕様書を事前に作るという無駄をなぜ無くせないのか、ということです。

理由はいくつか考えられます。
製造工程だけを中国とかに外注したい、設計者がプログラミング言語に明るくない、など。。。

でもね。
コーディングレベルまで落とし込まれた仕様書をせっせと作るぐらいなら、最初からその人がコーディングした方が当然効率が良いわけで。

例えば、外注している場合なんかは、

①設計者から外注先にプログラム仕様書の内容説明
②設計書の記述内容の意図や記載誤りについて、外注先からの問い合わせを適宜受け付け
③実際にコーディングしてみて上手くいかなかった部分を発注元にフィードバックし、
  それをもとに発注元の設計者がプログラム仕様書を修正する

っていう感じの遠距離恋愛的な情報連携が必要になります。
(実際、遠隔地同士でやり取りをするんですけどね。)

コミュニケーション手段はメール・電話・テレビ会議になるんですけど、まぁ1回・2回のやり取りでは、お互いの意図は上手く伝わらないですよね。

コレが設計者と製造者が同じ人になるだけで、上記の①~③は全て不要になります。
また、コーディングって、実際プログラムを書いている中で色々気付く点もありますから、そもそも事前にそれらを全て把握して完璧な設計書を作ろうっていう発想自体にムリがあるんですよ。

社内SEとして現在は色々な言語で内製していますが、スピード感はベンダーにいた頃とは段違いです。
当然です。

設計書書いてないんだもん。
※正確には、安定稼働した後に書いてます。

結局、ベンダーがいつまでもプログラム仕様書を書き続けなければならないのは、SEが次々に登場するプログラミング言語についていけず、プログラミング作業を外注せざるを得ない状況から抜け出せないからでしょうね。

事実、前の会社では、生粋のコボラーがJavaのプログラム仕様書を書いていた有り様でしたし。(苦笑)

でも、この状況を打破してプログラム仕様書を書くという工程を無くしていかないと、ベンダーSEの仕事はキツくなる一方になることでしょう。
システム開発の複雑度・難易度は年々アップしており、それに伴って手戻り発生率も右肩上がりですので。。。


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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