電通新入社員の過労自殺問題について

電通に新卒入社した女性が昨年のクリスマスに命を絶った問題で、昨日労災の認定が下りたことが報道されました。

電通に入社なんていうと、大学生からすると超がつくほどの勝ち組かと思っていましたが、広告料の過大請求の一件といい、実はとんでもない企業だったということが表沙汰になりました。

件の女性は猛勉強して東大に合格し、大企業に就職してまさにこれからというところでこんな悲痛な事件があり、人生における成功とは一体何なのかと思ってしまいます。

報道されている彼女の残業時間は月105時間ということで、これが何ヶ月間ぐらい続いたのかは分かりまねますが、「過労死ライン」は月80時間超とされていますので、人によっては心身を病むことになっても不思議ではありません。

SNS上の書き込みでは、上司から「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」といった暴言によるパワハラも受けていたそうですが、1年目社員の生産性が低くて一体何が悪いのか?と思ってしまいます。

お前だって、1年目の頃は大したことなかったはずだろうが。(怒)

そもそも、新人を仕事の中で一人前の戦力に育てていくのも上司の役割だというのに、そんな発言が飛び出すということは「自分は部下を育てる能力がない無能上司です」と告白しているようなもんなんですがね。

こんなゴミ野郎を管理職に登用したその上の上司、ひいては会社側にも当然責任はあります。
こんなことが常態化しているのに何の対策もしなかったということは、社風としてこういったパワハラや過剰残業が根付いているということでしょう。

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私自身もベンダーSEの頃は月100時間超えは珍しくありませんでしたが、幸いにして連続しても3ヶ月程度で済んだので、心身を病むには至りませんでした。
しかし、周りにはうつ病を発症したり自殺してしまった人もいたりと、とかくベンダーSEという職業も電通に負けず劣らず劣悪な労働環境を強いられる仕事でした。

今の会社に転職してからは、月56時間が最高ですので心身への負担はかなり減りましたが、繁忙のときに3ヶ月連続で月45時間超となった時期があり、このとき受けた産業医面談で色々とカルチャーショックを受けました。

ベンダーSEを経験していれば、月56時間なんて大した残業時間ではないのですが、随分と産業医の先生に心配されたので「いくらなんでもそんな大げさな・・・」と思っていました。
しかし、月45時間超でもこれが数ヶ月続くと、人によっては食欲減退や睡眠障害などの症状が表れるらしいことが、よくよく話を聞いてみて分かりました。

私の場合は過剰労働に慣れているからいいのですが、新人でただでさえ仕事自体に慣れていないところに月100時間超も残業をさせられれば、疲労やストレスの抜き方が分からず、少しずつ心身が蝕まれていっても不思議ではありません。

ベンダーSEだった私でさえ、新人の頃の残業は最高でも月90時間ぐらいだったと記憶しています。
ちょうど稼働前後の繁忙の時期で1年目の11月~1月の3ヶ月ぐらいこの状態が続きました。
ヘトヘトの状態で毎日の通勤が辛く、たまの休日も寝て過ごすのみという感じでしたが、ここに彼女のようにパワハラを受けて精神的にも追いつめられていたとしたら、今私はこの世にいなかったかもしれません。

彼女の母親は「なぜこうなる前に対策をしてくれなかったのか」と語っているそうですが、全くもって同感です。

仕事ですので、年間を通して仕事量に山と谷の時期があるのは避けらず、繁忙のときは残業時間が過多になってしまうこともあるでしょう。
しかし、そんな状況下でも上司に恵まれてさえいれば、キツイ繁忙期でも乗り越えていけるものです。
これがパワハラ上司の下で仕事をするハメになると、逃げ場が無くなり仕事が苦痛でしかなくなります。

電通、ひいては同様の社風の日本企業には、どうしても残業時間を減らせないならせめて「パワハラ上司は徹底的に更迭して社内から駆逐」するように意識改革をしてほしいと願うばかりです。。。


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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