「残業時間を半分にしろ」という噴飯ものの働き方改革

期初に経営層肝いりで始動した当社の働き方改革。

事務系の部門に対しては、自作RPA等が一定の効果を上げたこともあり、残業時間はかなり抑制されています。
が、離職者が多く社員数が減っているため、残念ながら一人当たりの残業時間は削減には至っていません。
(今までと同等の残業時間内で、少ない人数でも回せるようになっただけ)

一方、営業系の部門については、システム部としては殆ど何も手を付けられていない状況です。
理由は簡単。

 ①人や役職の入れ替わりが凄まじく、キーマンが定まらない
 ②営業方針がコロコロ変わるため、業務が定まらない
 ③業務改善に時間を割くよりも、1件でも受注してこいという社風


なので、ものの数ヶ月で当社の働き方改革は見事に崩壊し、前期までと何ら変わりのない風景を見続けてきました。
しかし、この状況に業を煮やしたのか、経営層からあるお達しが部長・課長陣に通達されました。

「全部門、12月は残業時間を11月の半分にしろ」

・・・
何なんでしょうか、このガサツな指示は。(呆)

あなたたちも知ってますよね?
当社は退職者が多いってことは。
それをみんな仕方なく残業でカバーしてる状況なんですが。

あれ・・・?
もしかして、この状況が続いてるのは、経営層のせいではないと思ってるのかな?

しかも、何の根拠も無く、単純に11月の半分にしろって・・・
12月は繁忙月なのに、なぜ何の関係も無い11月が基準になるのか。
せめて、前年の12月と比較して半分にしろ、とかなら。。。いや、これも無いな。(苦笑)

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そんなに一人当たりの残業時間を減らしたいなら、人を増やせばいいのに。

前期よりも少ない社員数で同じ業務をこなしているわけですから、人件費自体は削減されていると思うんですけどね。
人件費の抑制が目的ではなく、社員のワークライフバランスを気遣ってくれてるんだとしたら、必要な人員を増強するのが経営層の役割なはず。

人は増やさない、でも残業は半分にしろ。。。
いったい、どんな頭をしてるんでしょうか。

まぁ、働き方改革が日本で流行しだしてからというもの、割とそこかしこの会社でよく見かける光景ではあったので、当社は他の会社よりも二歩ぐらい遅れてそれがやってきたと思えばいいか。(笑)

それにしても、どう考えてもいきなり「半分」はやり過ぎです。

たまたま11月はあまり忙しくなくて、5時間ぐらいしか残業しなかった人については、12月は2時間半しか残業できないんですよ、コレ。
一方、慢性的に繁忙な営業社員については、11月が70時間ぐらいだったとすると、12月は35時間以内に収めないといけないという無茶っぷり。。。

12月って、年末の挨拶やカレンダー配り的なやつがあったり、営業日自体が少ない中で売上目標も達成しなければならないので、営業の人はかなり忙しいイメージがあります。
営業マンから成りあがった社長が、こんな基本的なことを知らないはずがないんですがねぇ。

人間、下手に権力を持つと人が変わってしまうのかな?

それとも、最初から脳筋営業マンで、体力で稼ぐタイプだったのか。。。
(だとしたら、余計に人一倍残業してきたんじゃないかと思うんだが)

ちなみに、私に限って言えば、実は残業減らせ指示は大歓迎だったりします。
だって、裏を返せば、その時間内でできることしかやらなくていいってことでしょ?
もし残業時間が溢れそうなら、溢れそうな分の仕事は断ればいいだけ。
断る理由も、「残業時間の目標達成ができなくなるので」という大義名分もありますから、全て経営層のせいに転嫁できます。
どうせ月45時間までは残業代は出ないので、10時間やってたのが5時間になろうが、収入には何の影響もナシ。
むしろ、早く帰れる日が増えるので、私については従業員満足度が向上します。(笑)

が、他の部門はもちろんそういうわけにもいかず・・・

営業社員にしたって、「残業時間半分にしろって言われたから、受注も目標の半分ぐらいしかできませんでした」なんてこと、当然許されるわけがありませんからね。

というわけで、既に様々な部門の現場から不満の声が噴出しています。
今回の施策の真意がどこにあるかによっては、当社の今後の浮き沈みに関わる重要な局面です。

仮に、経営層の真意が、無理な残業時間を押し付けることで社員を追い込み、もっとムダな業務を削減できる余地があるということを気付かせることが目的なら、こういうやり方もアリでしょう。

一方、単に対外的な評判だけを気にして残業抑制をしようとしており、さらに残業目標を達成できなかった社員に対してペナルティを課すようなことがあれば、社員はさらに去っていくでしょう。

結果は1月に判明するわけですが、果たしてどちらに転ぶことやら。。。

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転職から3年半弱、SI業界は未だ何も変われず

今から遡ること3年前の8月 ―
私は、多重下請構造で成立しているSI業界に未来を感じなくなり、今の会社に転職してきました。

その後、SI業界は、SIerも下請の中小ベンダーも、それぞれ「このままではマズイ」という危機意識を持っていながら、結局何も変われないまま無為に時間だけが過ぎています。

その間、RPAツールやAIに代表される新技術や、クラウドを基盤とした多様なサービスがどんどん登場し、さらには派遣法改正もあって、SI市場は日に日に縮小しています。

当社においても、何か新しいことをやろうとしたときには、必ずその分野に特化したパッケージやクラウドサービスを提供しているベンダーにコンタクトを取ります。
一方、SIerにコンタクトを取ったことは、少なくとも私が入社してからは一度もありませんし、そもそも選択肢にすら挙がったこともありません。

もう、時代は変わったのです。
それも、とっくの昔に。。。

今日の日経xTechの記事で、ちょうどいいものがありました。

『コンサルできないSIer、「人材がいない」と嘆く社長はアホウ』
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00148/112900039/

この記事の中で、大手SIerから「基幹系システム以外、多くの案件を外資系ITベンダーに持っていかれていて驚いた」という話を筆者が聞いて、筆者が「なにゆえにそんなにのんきなのだろうか。」と逆に驚いている場面があります。

こんなことは、SI業界の外で働いている人達にとって、別に珍しくもなんともありません。
今や、SIerの存在価値は、基幹システムの保守ぐらいしか残っていないのです。

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少し前までは、基幹システムの刷新もSIerの得意分野でした。
それは、コンサル会社に開発ノウハウが少なかったからです。

しかし、IT業界の超人手不足により、SI業界でSEとしてバリバリ要件定義や設計してきた人たちがどんどんコンサル会社に流出しました。
その上、様々なパッケージやサービスの登場により、ゼロからシステムを開発する必要性に乏しくなってきたため、コンサル会社はフィット&ギャップ分析を行ってカスタマイズを最小限に抑えて導入することで、短納期・高品質を実現しています。
また、もともと高単価のコンサルティングであることに加え、手戻りが殆ど発生しないため、利益率も高いというウハウハな状況です。

逆に、自社の業務に何でもかんでも合わせろと言ってくるワガママな客など、始めから相手にしていません。
そして、多くのコンサル会社から見放されたワガママ企業が最期に頼るのがSIer、という構図が出来つつあります。

つまり、現在のSIerとは、コンサルのオコボレにあずかっている状態なのです。
が、なぜか多くのSIerは、この事実を認めようとしません。
そのムダなプライドこそが、SI業界がいつまでも変われない根本原因なのかもしれません。

当社も、基幹システム構築時は、上記のワガママな客の部類でした。
私が入社した当時、システムに対する経営層の傲慢ぶりは目に余るレベルでしたが、あれから少しずつ彼らも意識が変わり、今では「システムに業務を合わせる」という考え方が浸透してきつつあります。

今年に入ったぐらいからは、「この製品にはこの機能が無いので、別の方法で業務を行う必要があります」という話を経営層に説明しても反発されることは全く無くなり、私としても説明がラクな上、意思決定もスピーディーになってきました。

このように、ユーザー企業側ですら時代の流れとともに意識改革がなされているのに、ITのプロであるはずのSIerや中小ベンダーが何も変わらないというのは、因果なものです。

私は、SI業界は数年後には無くなっているだろうと考えていましたが、ここ数年の傾向を見る限り、恐らく無くなることはないのではないかと、考えを改めました。

無くならない代わりに、SI業界とは、外界から隔離された業界になっていくのではないでしょうか。
即ち、
 ・いつまでもワガママが直らず、他業界のベンダーに見捨てられたユーザー企業
    と
 ・それらの客にハイエナの如く群がり、ワガママに押しつぶされて殆ど利益が出ないSIer

だけで成立する、非常に小さい市場になると。

何度もこのブログで訴えてきましたが、現在SI業界で働いている方は、今が転職のラストチャンスです。
外野からSI業界を見たとき、そのダメさ加減がよく実感できることと思いますよ。


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社員のやる気を削ぐ、器の小さい社長

しばしば、リーダーにあるまじき器の小ささを露呈してきた、我が社の社長。

まぁ、カルロス・ゴーンの例もあるので、大企業の経営者であっても、セコイ人間はいるわけですが・・・

さて、今回ご紹介する事件は、沖縄県で発生しました。

沖縄には当社の支店があり、情報システム部から1人長期出張中です。

この出張自体色々といわく付きで、
 ・旅立ったのは11月から
 ・沖縄出張が確定したのは、出張日の前々日
 ・システム関係の業務ではなく、営業マンのお手伝い
  (営業部門が超人手不足のため)

という、当社の社風を象徴するような行き当たりばったりっぷり。

しかも、元々は2週間程度で戻ってくる話だったはずが、ズルズルのらりくらりと引き延ばされ、結局12月末まで戻ってこれないことになりました。
(しかも、これも現時点の話であって、さらに延ばされるかもしれない)

女房・子供もいるっていうのに、これはさすがに無いわ。(呆)

いくらなんでも、社員をまるでのように都合良く使いすぎです。
私なら、前職に続いてブチ切れ退職モノだったかもしれませんが、その方は大量のグチを吐きながらも、そつなく営業サポートの仕事をこなしてきました。

なのですが・・・

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先週の金曜日のこと。

会社の経費を気にして、約1ヶ月の間、一度も沖縄から自宅に戻らなかった彼でしたが、、、
さすがに、家族のこともあるので、土日に東京の自宅に戻ってくることになりました。

まぁ、月曜日は朝9時に沖縄支店に出勤ですので、日曜日には沖縄に戻らなければならないのですが、それでも月一回ぐらいは家族にも会いたかったのでしょう。

そんなわけで、この日は業務を早々に切り上げ、沖縄支店を16時に出た彼。
しかし、なんと那覇空港で、沖縄に日帰り出張していた社長と鉢合わせ。

すぐさま、社長からうちの部長に電話がかかってきました。
社長の主張はこうです。

・定時までまだ2時間もあるのに、この時間に帰るとは何事だ!
・会長や社長でさえ、いつも遅くまで仕事して最終便で帰っているのに、ふざけんな!
・他の社員は19時まで仕事している。あいつは頭がおかしいのか!


その話を聞いて、システム部の一同は失笑。
いいじゃん、たった2時間ぐらい。
いきなり沖縄に放り込まれて、それでも仕事はちゃんとやってきた社員に対し、労いの一言をかけるだけの度量も無いのでしょうか。

会長や社長でさえ?
「さえ」って何よ、「さえ」って。
社員よりも報酬をはるかに多くもらってんだから、それぐらい当然だろう。
業績が良いならまだしも、いまいちパッとしていないんだから、責任が一番重いはずの経営者が一番働かなきゃいけないのは、自然の流れ。

「よしよし、エライね」とでも言って欲しいんでしょうか。
大体、いち平社員に過ぎない彼に対する比較対象として、社長である自分を例に出すこと自体、適切でないと思うんですが。

社員の頭がおかしいとか言う前に、自分の思考回路が正常なのかどうかをちゃんと検証してから、発言するべきです。

あぁ・・・またうちの部門から退職者が出てしまうのだろうか。。。

あ、忘れてるかもしれませんので、念のため。
この社長、去年の今頃に「従業員満足度の向上に本気で取り組みます!」とかって、高らかに宣言していた人と同一人物ですからね。(苦笑)

私は、今回の出来事で確信しました。
こういう器の小さい人間が社長という重職に就いて権力を振るっている会社では、従業員満足度が上がることは決して有り得ない、と。


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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