SEの過酷さを物語るエピソード

ベンダーSEが過酷な職業であることは、もはや周知の事実です。

前の会社にいた間も、精神が病んでしまったり、入院したり、不幸にも亡くなった方がいました。
ちなみに、私と少なからず接点のあった方では、下記のような事例があります。

1.うつ病を発症

私の7つ程度上の先輩の話です。

先輩は、あるプロジェクトに業務SEとしてSIerに派遣されたのですが・・・
元々その先輩は基盤技術が専門で、業務ノウハウはあまり無い方でした。

ところが、たまたまローテーションの関係で空いていたその先輩がアサインされ、苦手分野の仕事をやることになりました。
結局、要求水準の仕事ができず、SIerの担当者からクレームを受ける日々になり、うつ病で休職してしまいました。

小さい会社の場合、個人の適性やキャリアパスを無視して、目先の売上に飛び付くことがあります。
そういう浅はかな考えがこういった事態を招いたことを会社には反省してほしいものですが、信じられないことに本人の努力不足として査定され、大きく評価を下げる結果となりました。

人でなしもいいとこですね、ホント。(呆)

2.エコノミークラス症候群を発症

あるプロジェクトでPMOをしていたF通FIPの人ですが、あまりに多忙で朝から晩まで殆ど離席せずに仕事をしていました。
そのせいか3ヶ月ほど経ったある日、エコノミークラス症候群になったことを明かされ、プロジェクトから外れていきました。

また、この方も最初の頃は明るい感じだったのに、最後の方は塞ぎこみがちになってたので、うつ病の兆候もあったかもしれません。

3.突然死

新人の頃にお世話になった、50代の方です。

元々肥満気味の方だったのですが、、、
前日まで元気だったのに、ある日突然、仕事中に訃報を聞かされました。

さすがに皆ショックを隠せない様子でしたが、50代にもなって毎日夜遅くまで働かされては、ムリもありません。

さらに私がショックだったのは、お通夜でのこと。
会社の人や取引先の人が訪れていました。

そんな中、役員が慌しく何かをやっていました。
何をやっていたかというと、葬儀屋の人の制止を無視して、取引先の人を焼香列の最前列に割り込ませるということを、必死にやっていました。

ホントにもう、怒りが込み上げてきましたね。
アンタらと一緒に創業期を支えた人が死んでるのに、取引先にゴマすることしか頭に無いの?
しかも、遺族の目の前で。

会社の為に尽くして死んだとしても、会社から見ればこんな扱いでしかないんでしょうね。

4.自殺

この方も7つ程度上の先輩で、亡くなったのは30代半ばという若さでした。

仕事もバリバリこなし、また性格も良く尊敬できる先輩でした。
結婚して子供も出来たばかりで、まさに公私ともに充実した生活を送っている・・・ように見えました。

ただ、実際には、プロジェクトがデスマーチだった上に、「出来る人に仕事が集中する」状態に陥っていたことを、亡くなった後に知りました。

亡くなった後に行われた社員全体会議の場で、社長がお通夜への参列を遺族に断られたことを明かしました。
で、理由は聞いていないので分かりませんと・・・

ハァ?
言葉で教えてもらわないと、理由が分からないんですか?

子供が小さかったにも関わらず毎日遅くに帰宅することを強いられ、自殺するほど追い詰められたプロジェクト状況で会社が何の手も打たなかったことに、特に奥さんは刺し殺したいほど怒り心頭だと思いますが。



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書いていてやや感情的になった箇所があり、お見苦しい所を見せて申し訳ございません。

ベンダーSEの仕事というのは、曖昧な要件と二転三転する仕様、それに短納期が追い討ちをかけ、不規則な生活習慣と過度なストレスに見舞われ続けます。
場合によっては、パワハラも重なったりしますので手に負えません。

私もかつては毎晩のように夜中の2時・3時頃に呼び出され、トラブル対応を行っていた時期もあります。
寝不足が続くとイライラしがちになり、それがストレスを助長するという悪循環に陥っていました。
実際、嫁とケンカが一番多かったのもその時期でした。

システム開発の納期は、今後も短納期化が進むでしょう。
さらに、受注金額も年々低下する一方で、プロジェクトに十分な要員を投入できない状態が続くと思われます。

私は、特に家族がいる人達に、ベンダーSEから抜け出すことを勧めたいと思います。
家族サービスをないがしろにして仕事に没頭したとしても、得てしてそういう人達から心身を壊していくものです。
しかも、病気になったらなったで、会社は使い捨てとばかりにあっさりと見切ってきます。
(体調管理がなっていない、という扱いにされるケースもあります)

そうまでしてデスマーチを必死に支える価値が本当に有るのかを、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。


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SEという職業に対する誤解

SEという仕事を始めてもうすぐ12年になりますが、SE以外の人たちが持っている誤解はなかなか無くならないものだと感じます。

その中でも最たるものは、
SEってシステムに絡むことは何でもできるんでしょ?
というやつです。

SEをやってる人からすると、んなわけあるかって感じですよね。
頭の中がお花畑もいいとこです。

こういう人達の誤解を解く際には、私はよく医者を例に挙げます。
そして、こう問いかけるわけです。

SEがシステムに絡むことが何でもできるのであれば、同じように医者は内科・眼科・産婦人科など全ての診療科目に精通してるんですか?と。

つまり、「SE」や「医者」という呼称はいくつかの専門領域の総称でしかなく、これを職業としている人達は、そのうちの1つないしは2つを得意分野として仕事をしているのです。

SEの専門領域と言えば、情報処理技術者試験をイメージすれば分かり易いでしょう。
例えば、
 ・プロジェクト管理
 ・ITコンサルティング
 ・業務アプリケーション設計
 ・ネットワーク
 ・情報セキュリティ
 ・データベース
などの1つ1つが専門領域です。

この1つ1つが国家資格として位置付けられており、毎年総受験者数の10%前後しか合格しないほど難しいものばかりです。
しかも、試験に合格するほどの知識を得たからといって仕事ですぐ通用するというものでもなく、個々の専門領域に対して相応の経験・ノウハウを蓄積することが求められます。

ちなみに、私でいうと業務アプリケーション設計が最も得意とするところです。
逆に、ネットワークや情報セキュリティなどは基本的な知識はありますが、実際に設計したり機器の設定を行うといったことはできません。

従って、システム開発プロジェクトというのは、各専門分野に精通した人達を集めて、得意分野ごとに分業しながら1つのシステムを作っていく仕事ということになります。

システム開発プロジェクトを分かり易く説明するのには、注文住宅を建てることをイメージしてもらえば良いと思います。
家を建てるには、下記のような各分野の専門家が分業しているはずです。
 ・デザイナー
 ・建築士
 ・現場監督
 ・足場職人
 ・とび職人
 など・・・

とても、1人でカバーできるものではありませんし、そもそも求められる知識・経験・技術は全く異なるものです。
システム開発の仕事も同じ考え方です。

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・・・と、ここまで自分では出来るだけ素人の人にも分かり易く説明してきたつもりですが、この説明でも分かってくれない人は、実は結構います。

思うに、システム開発の仕事は物理的に出来上がっていく様子が目に見えないため、SEがパソコンを使って仕事をしていても、何の作業がどう進んでいるのか、素人からは想像がつきません。

なので、所詮はパソコンだけを使ってる仕事なんだから、単一の専門領域だと誤解され易いのだと思います。

ただ、これだけは言いたい。
目に見えない状態で、システムという1つの形あるものを開発しているということは、非常に高度な作業ことだということを。

医者ですら、今ではレントゲンやらCTスキャンやらで、体内の状況を術前にある程度知ることができるんですよ?
しかも、いざ手術のときに、開いてみて予想外に難易度が高いことが判明したりすると、すぐ臨機応変に対応できる人はそう多くないはずです。

ここまで熱弁してきましたが、果たしてSE以外の人達にどれほど伝わる説明だったでしょうか?
もっとイチコロな説明の仕方をご存知の方がいれば、是非ご教示頂きたいと思います。

苦労してるんですよ、ホント。
社内SEになってからというもの、直接相手にするのはITオンチな人達ばかりなので・・・
(特に経営層に理解してもらうのが大変です)



※話は変わりますが、最近カタログギフト(披露宴の引出物)でこんなものをゲットしました。

今までは電マを使っていましたが、イマイチ効きが悪かったので、初めてですが低周波治療器にしてみました。
本体はタバコの箱サイズぐらいの小ささですが、パワーが何段階にも調節でき、かつ強めに設定すると痛いぐらいのパワーが出ます。(^^;)
楽天のレビューもかなり良いので、興味があれば使ってみて下さい。(値段も手頃)


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転職してやっと有休がつきました

8月に今の会社に転職して、今月やっと有休が10日間付与されました。

このときを、どれだけ待ち望んだことか。(悦)

なんとか2月まで休まずに乗り切ろうと思っていましたが、12月に一度発熱で欠勤してしまい、かつ年末に一回ズル休みしたので、1月の給料から4万円弱引かれてました。

これはなかなかイタかった。(泣)

まぁ、自業自得なんですが。
(特に年末のズル休みの分は)

これからは、病欠などで使わずに、できるだけプライベートの充実を図るために活用していきたいと思っています。
ただ、6月に現在再構築している新基幹システムのリリースを控えているので、それまではちょっと休みを取りにくい状況ではあります。

最近もちょっと忙しくなってきて、退社時間が8時・9時になることもザラです。(たまに10時になったりする)
一応、私の等級ですと残業時間が45H/月に制限されていますので、徹夜したり休日出勤することがないのが心の拠り所です。

開発してもらってるベンダーの方々は、かなり多忙のようですけどね。
(電話すると、最近は声がとても暗い・・・)

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うちの会社は残業時間の管理にはかなり厳しく、それが良いところではあります。
例えば、45H/月を超えても良いのは年間6回まで、さらに最大でも75H/月を絶対に超えさせないように管理されています。
なので、残業時間がこれらの基準を超えそうな場合は、振替休日を取ったり、シフトで遅めに出社したりして調整する仕組みになっています。
(その間の業務は、他の人達で手分けしてカバーすることになります。)

ちなみに、当社では残業代が1分単位に支払われます。
なので、例えば21時14分まで残業させておき、14分を切り捨てて21時退社とする、といったセコイ手は使えません。

また、富士通エフサスのIDリンクマネージャーを導入しているため、残業申請時間を過ぎて仕事をしようとしても、PCが勝手に落ちる仕組みです
(随分と徹底してますよね・・・)

また、有休に関しても、取得することを会社が積極的に推奨しています。
例えば、各部の部長には、年間で部下に取得させる有休の日数が定められています。
これを下回ると、部下に有休をあまり取らせなかったとして、部長の評価が下がります。

前の会社では、部下に有休を取得させない上司ほど高評価でしたから、とても考えられなかったことですね。(苦笑)

これらの制度は、法令順守とともに、社員の定着率を向上させるための一環でもあるそう。
なるほど、色々と大変なんですね。

ま、社員にとっては良い制度であることは間違いないので、当社の離職率が高止まりしている現状については、あえて触れないでおきましょう。(笑)
※原因はきっと別のところにあるんでしょうね。


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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