社内SEにとっての簿記の重要性

社内SEにとって、簿記の知識は非常に重要です。

私は資格マニアとまではいきませんが、資格を積極的に取得してきました。
自慢ではありませんが、ITストラテジストやプロジェクトマネージャなど、情報処理試験では難関の資格も取得しました。

ですが、社内SEに転職するにあたって、面接の際に最も喰いつきが良かったのが「簿記2級」でした。
※逆に、情報処理試験は全く触れられませんでした・・・(泣)

私が簿記を勉強したのは、ベンダーSE時代に担当システムが会計システムに仕訳データを連携する仕組みがあり、その仕組みについてお客様からの問い合わせに一切答えられなかったのがきっかけでした。

恥ずかしながら、正直それまでは「簿記」というものが何なのか、「仕訳」とは何なのか、言葉の定義すら知らない状態でした。
(分からないのではなく、そもそも知らない状態)

で、仕訳について調べているうちに、「簿記を勉強すれば仕訳を理解できる」という情報があり、簿記の勉強を始めました。

まず、簿記3級の参考書を買って、平日は電車の中・休日は自宅で1ヶ月間勉強して、3級の試験に合格しました。
その後、続けて簿記2級の参考書を買って、こちらは3ヶ月間勉強して2級の試験に合格しました。

簿記の勉強を始めてからというもの、会計まで含めてデータの整合性を意識して設計・テストするようになり、SEの仕事にも大いに役立ちました。

また、社内SEとなった今でも、会計知識を持ったシステム部社員が私しかいない状態ですので、重宝されています
(部長が簿記2級を持っているので、尚更重要性が分かるのでしょう)

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簿記1級は会計士・税理士クラスでも合格するのが難しいほどの難関資格で、かつSEはおろか経理担当者ですら実務ではそこまでの知識は要求されませんので、特に勉強する必要はありません。

ですが、簿記2級までは是非勉強し、できれば資格も取得しておくことをお勧め致します
これは、社内SEに転職される方はもちろん、ベンダーSEを続けられる方にも、どちらの仕事にも非常に役立つものです。

全くの無知だった私ですら取得できたのですから、現在簿記を持っていない方も食わず嫌いをせずに、一歩を踏み出してみてください。
たかが数ヶ月の勉強で、他人との大きな差別化要素を手に入れられるはずです。

※下記のテキストは、私が簿記の勉強をしていたときに使っていたものです。(版数はもっと古かったですが)
  「仕訳って何?簿記って何?」っていうド素人状態から独学で3級・2級に一発合格できたスグレモノです。
  これから簿記を始めるという方に、是非おススメします。




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中小企業診断士の知識

経営方針を正しく理解し、その方針に沿ったシステムを企画することは、情報システム部門に求められています。

これまでのように、業務部門からあがってきた要望を吸い上げ、その要望をシステムベンダーに横流ししていれば良かった時代は、もやは終わろうとしています。
(恐らく、そのような情報システム部門は、今後規模を大幅に縮小されたり、お取り潰しになっていくと思われます。)

代わりに、社内SEには、システムと業務の両面に熟知し、業務改革や業務改善を情報システムの見地から推進する能力が必要とされています。

この能力を身につけるための前提として、経営層のように、会社を俯瞰的かつ部門横断的に分析できなければなりません。

その一助として、私は中小企業診断士の知識が有効だと考えています。

私自身は、ベンダーSEだった頃に、中小企業診断士の勉強を3年ほどやりました。

試験合格を目指すとなると、SEに関係の無い分野を勉強しなければならないので、非常に広範囲の内容を勉強する必要があります。
このため、大半の人はスクールに通っているそうです。

ちなみに、私はスクールに通うお金も時間も無かったので、参考書を頼りに独学で勉強していました。
が、試験結果は下記の通り、不合格でした。。。
 <1回目>
  1次試験 : 合格
  2次試験 : 不合格
 <2回目>
  1次試験 : 免除
  2次試験 : 不合格

※1次試験の免除は1回だけなので、次回また1次試験の内容を勉強しなきゃいけないことを想像すると、心が折られました。

つまり、試験合格をゴールとすれば、かなりの負担を強いられます。
しかし、社内SEとして必要な分野だけを勉強する、というのであれば勉強範囲はかなり限定されます。

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以下は、中小企業診断士試験の出題分野です。
各分野ごとに、400ページぐらいの参考書が1冊出ているぐらいのボリュームです。
 ①経済学・経済政策
 ②財務・会計
 ③企業経営理論
 ④運営管理
 ⑤経営法務
 ⑥経営情報システム
 ⑦中小企業経営・政策

これらを、社内SEに必要かどうかという観点で切り分けていくと、以下のようになります。

①経済学・経済政策
 マクロ経済・ミクロ経済に関する経済理論。勉強不要。

②財務・会計
 簿記や財務諸表分析など。超重要
 簿記2級までの内容を理解していると、比較的取り組み易い。

③企業経営理論
 経営戦略・組織編成・マーケティングなどの理論。超重要

④運営管理
 製造業の工程や工作機械に関する知識、及び小売業の店舗販売に関する知識。自社の業種によっては重要。

⑤経営法務
 企業経営に関する法律知識。さらっと目を通すぐらいでOK。

⑥経営情報システム
 基本情報技術者試験ぐらいのレベル。
 あえて勉強し直さなくても大丈夫だと思うので、不要。

⑦中小企業経営・政策
 中小企業の経営実態や中小企業向け政策など。不要。

ということで、かなり分野は絞られました。
このボリュームでしたら、特にスクールに通ったりする必要もないかと思います。

尚、勉強する際は、2次試験の過去問についても勉強することをお勧めします。
というのも、2次試験は事例問題となっており、様々な事例を通して、より実務的な知識を身につけられるからです。

興味のある方は、試験合格は別として、勉強だけでもしてみてはいかがでしょうか。

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社内SEにとっての情報処理試験

SEにとって、情報処理試験の勉強は、最もポピュラーな自己啓発ではないかと思います。

特に、ベンダーSEにとっては、日々の仕事の生産性が上がるだけでなく、社内での評価が上がったり、一時金が支給されたりと、基本的にいいことづくめです。

私自身も、ベンダーSEだった頃は、少しでも仕事の役に立てばという思いで、試験勉強をしました。
もちろん、一時金目当てや評価向上が目当てという下心もありましたが(笑)

そうこうしているうちに、新卒入社のときに取得した初級シスアドから始まり、最終的にはITストラテジストまで合格できました。

その間、2・3年目の頃に、セキュアドを2回受けて2回とも落ちました。
やっぱり、日々の仕事に直結しない勉強は、あまり身にならないということですね。(泣)

応用情報技術者までは、ベンダーSEなら取得して当たり前という風潮がありましたが、それより上位の試験については、取得後に社内での評価が上がりました。

ちなみに、私が取得した資格のうち、役に立ったもの順に並べていくと、、、
 1位 : データベーススペシャリスト
 2位 : プロジェクトマネージャ
 3位 : 応用情報技術者
 4位 : システムアーキテクト
 5位 : ITストラテジスト
という感じです。

やはり、データベーススペシャリストは、DB設計や性能検証などに直結することもあり、非常に役に立ちました。
(もちろん、Oracleマスターの方がより実務的ですけども)

システムアーキテクト・ITストラテジストは、プロジェクトマネージャと同じ論文系試験ですが、試験勉強を通じて得られたものは殆どありませんでした。
どちらかというと、現在の知識・ノウハウを試すために受けるという性格の試験ではないかと思います。

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さて、これまでベンダーSEだった頃の思い出とともに情報処理試験を語ってきましたが、社内SEの観点から見るとどうなるでしょうか。

まず、以前も書きましたが、採用面接時に情報処理試験が重要視されませんでした。(面接で何も話題に出ず)
※運用系の社内SEなら、ネスペやセキュスペはもしかしたら重要視されるかもしれません。

また、社内SEとして仕事をしている現在でも、特に情報処理試験がどうとかいう話は一度も出ていませんし、一時金が支給されることもありません。
恐らく、若手社員も含めて、仮に「XX試験に合格しました!」と情報システム部内で公表しても「そうか、頑張ったね」ぐらいで終わるでしょうし、まして他部署の人に言っても「ふ~ん、何それおいしいの?」と返されるでしょう。

とは言え、情報処理試験の内容は、ユーザー企業では必要無いか、というとそうではありません。
これらの知識は、社内SEになってからも当然必要となります。

ただ単に、「情報システム部なんだから自分で勉強するのは当たり前でしょ」という考え方と、そもそも試験の難易度がよく分からないから、社内で評価されないというだけです。

今現在ベンダーSEの方のうち社内SEに転職を検討されている方が、転職後に情報処理試験の勉強をすればいいや、と考えるのは得策ではありません。
よほどの強い意志が無いと、モチベーションが維持できないと思います。
(私も、社内SEになってからだったら、情報処理試験をここまで勉強していなかったと思います。)

このため、情報処理試験の勉強をするなら、ベンダーSEのうちに1つでも多くやっておいた方が良いでしょう。
(もちろん、実務に関係が薄い試験は優先度低です)

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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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