月残業100時間超なんてごく普通なんじゃ・・・

去る5月19日、千葉労働局が月の残業時間が100時間を超えた社員が各営業拠点それぞれで10人以上いたとして、棚卸し代行業のエイジスに是正勧告を行いました。

※ちなみに、エイジスは転職前の会社のお客さんだったりします・・・(笑)

去年の5月に、厚生労働省は悪質な業者の社名を公表する新基準を発表しましたが、運悪く見せしめの対象になったということでしょうか。

ネットなどでは「なぜエイジスだけ?」なんて疑問も飛び交っていますが、残念ながら労働局の監査というのは全く追いついていないというのが実情です。
なので、一部の企業をターゲットにして、見せしめにするしか方法が無いのではないかと思います。

ちなみに、この見せしめがITベンダー、とりわけ中小のベンダー向けに行われた場合、恐らく殆どの企業が社名公表対象になってしまうでしょう。(苦笑)

私が前いた会社でも、やはり月残業時間が100時間超なんていうことは、日常的な光景でした。
ええ、ご他聞に漏れずブラック企業だったので。

私は運が良かった方で、100時間を超えたことは一度もありませんでした。
確か、最高でも90時間超で済んだような・・・

まぁ、90時間超でも体に十分ガタは来るもんですが。(苦笑)

ただ、常時炎上しているような激務プロジェクトに運悪く配属された人なんかは、150時間超なんてのもザラでした。

前の会社では、平社員だと残業が青天井で支給されましたから、毎月ボーナス並みの給料をもらえたそうです。
さらに、忙しすぎてプライベートなんて無いようなもんですから、お金を使うヒマも無く溜まる一方だったとのこと。

素直に喜べる状況では無いですが、とりあえず貯金はホクホクになる分だけ平社員はまだマシな方です。
これが、課長代理以上に昇進してしまうと残業代が出なくなりますから、ただの苦行です。

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昔は、要件定義や基本設計あたりは、単価が高い上に残業も少なくて済み、ベンダーにとっては稼ぎ頭の工程でした。
しかし、業務要件が複雑化するにつれ、今や要件定義ですら残業無しではこなせなくなりました。

上流工程がこんな状況ですから、製造・結合テストあたりは昔よりもさらに地獄です。
作っている途中で仕様変更がバンバン入るため、設計書の修正・ソース修正・再テストを繰り返しやらされる上、スケジュールは元の納期のまま・・・

そりゃ、残業100時間超なんて、余裕でクリアしちゃいますよね。(笑)

製造はオフショアで中国に発注してたりするので、「製造工程は残業が少ないハズだろう」なんていう意見もあるかも知れませんが、全くそんなことはありません

発注側の日本のベンダーだって、設計書を修正して仕様を彼らに分かるように説明したり、中国からの良く分からない日本語による問い合わせに回答したり、品質の悪い納品物を検証して突き返したり・・・

もしかすると、中国に発注する方が国内の社員の残業時間が増えているような印象さえ受けます。

ともあれ、ITベンダーは今回のエイジスの1件をどのように捉えたのか分かりませんが、これを受けて少しでもベンダーSEの労働環境が改善されることを望みます。

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料理ができると仕事が効率的になる

料理が作れるかどうかは、女性が結婚相手を品定めする1つの判断基準になっています。
料理ができる男性と結婚した方が、その分自分がやるべき家事が減って楽になるので、まぁ当然でしょう。

かと言って、料理が得意すぎるのも問題らしく、ここまでいくと妻の料理にあれこれ口出ししたりして、かえって面倒なことになるそうです。
なので、料理が得意な男性と結婚する場合は、妻側としては『自分は一切料理をしない』という姿勢を貫かないと、ケンカになってしまいます。
子供にオフクロの味を教えられないのは、いささか寂しいですが・・・

余談はこのぐらいにして。

料理というのは、実益を兼ねているだけでなく、仕事にも通じる部分があります。
もちろん、レシピの知識が仕事と関係あるわけではありません。

料理が仕事と通じる部分は、ズバリ「段取力」です。

段取力とはすなわち並列処理力であり、複数の仕事をいかに並列にこなせるか、という能力です。

例えば、ある日にやるべき仕事が3つあったとき、1つ目の仕事が終わったら2つ目の仕事に着手し、それが終わったら3つ目に着手する、という逐次処理的なやり方は確実な反面、時間的に非効率です。

殆どの仕事には何も作業をしない待ち時間が発生するため、この時間を有効活用することがカギとなります。
そして、各仕事の待ち時間の多さを最初に予測し、待ち時間が多い仕事から優先的に着手します。

仮に、先程の例で3つ目の仕事が最も待ち時間が多いなら、3つ目の仕事を最初に着手するわけです。
そして、待ち時間になる度に、その時間で他の仕事を進めてしまうのです。
もちろん、1回の待ち時間中に完了しなければ、次の待ち時間で続きをやります。
そうして、細切れの待ち時間をムダ無く活用すれば、1つずつ仕事を進める場合よりも遥かに短時間で同じ仕事量をこなせるのです。

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さて、なぜ料理ができるようになると「段取力」が身に付くのか。

それは、料理を作る過程において、複数の作業を並列的にこなす練習ができ、脳が鍛えられるからです。

例えば、カレーを作るとしましょう。
私がカレーを作るときの作業項目としては、
 ①具材を切る
 ②切った具材をフライパンで炒める
 ③炒めた具材を灰汁を取りながら鍋で煮る
 ④ある程度煮たら、ルーを加えて弱火で煮詰める
といった感じです。

さて、この作業の場合、③・④で待ち時間が発生します。
このため、カレーを作り始める前に、③・④の間に何ができるかを考えます。

これはその時々によって違いますが、
 ・サラダを作る
 ・①や②で使った包丁・まな板やフライパンを洗う
 ・洗濯物をたたむ
 ・風呂をためる
のように、他の料理を作ったり、他の家事をこなしたりします。

カレーは待ち時間が多いので比較的並列処理がし易い料理ですが、大抵の料理は待ち時間が細切れになります。
なので、他の用事の洗い出しや作業の順番などを最初に考えることが、より重要となります。

仕事をしながら毎日料理を作るのは大変ですが、毎日じゃなく土日だけでもやっていると、並列処理が自然にできるようになっていくものです。
もちろん、料理が得意になる必要はなく、そこそこできるようになれば大丈夫です。

私の場合、嫁と結婚するまで料理は中学・高校の家庭科の授業でしかやったことはなく、包丁なんて殆ど握ったこともありませんでした。
当然、料理を始めた最初の頃は、具材を切るのに手間取っていたこともありますが、何より1品ずつしか作れなかったので、2・3品作るだけで1・2時間かかってしまうこともしばしばありました。
これが、今では複数の料理を同時進行で作れるようになったため、殆どの場合30分もあれば全品完成させられます。
つまり、生産性は2倍~4倍にまで向上したということですね。

料理を作るようになってから、仕事の生産性は飛躍的に向上し、同僚やユーザーから「たみおとさんは仕事が早い」と言ってもらえるようになりました。
1つ1つの仕事のスピードは、恐らく他の人と大差はないでしょう。
他の人と差がついている要因は、私が複数の仕事をいっぺんに進めているからに他なりません。

これは、特別な才能が無くても、誰にでも始められることです。
もちろん、ただ単に料理を作るのではなく、どのように作れば短い時間で色々な作業をこなせるかを意識しながら行うことが大切ですので、その点だけは注意して下さい。


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電通新入社員の過労自殺問題について

電通に新卒入社した女性が昨年のクリスマスに命を絶った問題で、昨日労災の認定が下りたことが報道されました。

電通に入社なんていうと、大学生からすると超がつくほどの勝ち組かと思っていましたが、広告料の過大請求の一件といい、実はとんでもない企業だったということが表沙汰になりました。

件の女性は猛勉強して東大に合格し、大企業に就職してまさにこれからというところでこんな悲痛な事件があり、人生における成功とは一体何なのかと思ってしまいます。

報道されている彼女の残業時間は月105時間ということで、これが何ヶ月間ぐらい続いたのかは分かりまねますが、「過労死ライン」は月80時間超とされていますので、人によっては心身を病むことになっても不思議ではありません。

SNS上の書き込みでは、上司から「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」といった暴言によるパワハラも受けていたそうですが、1年目社員の生産性が低くて一体何が悪いのか?と思ってしまいます。

お前だって、1年目の頃は大したことなかったはずだろうが。(怒)

そもそも、新人を仕事の中で一人前の戦力に育てていくのも上司の役割だというのに、そんな発言が飛び出すということは「自分は部下を育てる能力がない無能上司です」と告白しているようなもんなんですがね。

こんなゴミ野郎を管理職に登用したその上の上司、ひいては会社側にも当然責任はあります。
こんなことが常態化しているのに何の対策もしなかったということは、社風としてこういったパワハラや過剰残業が根付いているということでしょう。

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私自身もベンダーSEの頃は月100時間超えは珍しくありませんでしたが、幸いにして連続しても3ヶ月程度で済んだので、心身を病むには至りませんでした。
しかし、周りにはうつ病を発症したり自殺してしまった人もいたりと、とかくベンダーSEという職業も電通に負けず劣らず劣悪な労働環境を強いられる仕事でした。

今の会社に転職してからは、月56時間が最高ですので心身への負担はかなり減りましたが、繁忙のときに3ヶ月連続で月45時間超となった時期があり、このとき受けた産業医面談で色々とカルチャーショックを受けました。

ベンダーSEを経験していれば、月56時間なんて大した残業時間ではないのですが、随分と産業医の先生に心配されたので「いくらなんでもそんな大げさな・・・」と思っていました。
しかし、月45時間超でもこれが数ヶ月続くと、人によっては食欲減退や睡眠障害などの症状が表れるらしいことが、よくよく話を聞いてみて分かりました。

私の場合は過剰労働に慣れているからいいのですが、新人でただでさえ仕事自体に慣れていないところに月100時間超も残業をさせられれば、疲労やストレスの抜き方が分からず、少しずつ心身が蝕まれていっても不思議ではありません。

ベンダーSEだった私でさえ、新人の頃の残業は最高でも月90時間ぐらいだったと記憶しています。
ちょうど稼働前後の繁忙の時期で1年目の11月~1月の3ヶ月ぐらいこの状態が続きました。
ヘトヘトの状態で毎日の通勤が辛く、たまの休日も寝て過ごすのみという感じでしたが、ここに彼女のようにパワハラを受けて精神的にも追いつめられていたとしたら、今私はこの世にいなかったかもしれません。

彼女の母親は「なぜこうなる前に対策をしてくれなかったのか」と語っているそうですが、全くもって同感です。

仕事ですので、年間を通して仕事量に山と谷の時期があるのは避けらず、繁忙のときは残業時間が過多になってしまうこともあるでしょう。
しかし、そんな状況下でも上司に恵まれてさえいれば、キツイ繁忙期でも乗り越えていけるものです。
これがパワハラ上司の下で仕事をするハメになると、逃げ場が無くなり仕事が苦痛でしかなくなります。

電通、ひいては同様の社風の日本企業には、どうしても残業時間を減らせないならせめて「パワハラ上司は徹底的に更迭して社内から駆逐」するように意識改革をしてほしいと願うばかりです。。。


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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