ムヒカ元大統領に学ぶ、仕事に対する考え方

先日、Mr.サンデーでウルグアイ元大統領のムヒカ氏に対する単独インタビューが放送されていました。

このムヒカ氏については、任期中は「世界で最も貧しい大統領」として、日本を含む全世界で有名な大統領だったそうです。
恥ずかしながら、私はこの放送を見るまでは、ムヒカ氏のことは名前も含めて一切知りませんでした。

ムヒカ氏が世界的に有名になったきっかけは、2012年6月20日に開催されたリオ会議でのスピーチだったと言われていまして、Mr.サンデーでも演説の様子が放送されていました。
また、スピーチの内容は翻訳版が書籍としても出版されており、特にビジネスマンによく売れているそうです。
(まだ読んでませんが、非常に興味深いので買って読んでみようと思っています。)



ちなみに、ムヒカ氏が「世界で最も貧しい大統領」と言われている所以は、大統領としての収入の9割を寄付し、残りの約10万円ほどで質素な生活をしているためです。

自宅は郊外どころかド田舎にあり、トタン屋根でボロボロです。
また、今にも壊れそうな旧式の車に乗っていたり、そこらのおっさんみたいなスウェットとサンダル履きで人前に出たり・・・
質素な点を挙げていくとたくさん出てきます。

ムヒカ氏は、インタビューの中で次のようなことを話していました。

①貧乏とは無限にモノを欲しがり続けることである
②モノを欲するがために、そのモノを買うためにお金を稼ぐ必要がある
③お金を稼ぐために、稼ぐのに費やした時間を代償にする必要がある
④つまり、モノを買う対価として払うのは、お金ではなく時間である

このため、必要以上にモノを欲しがる生活というのは、必要以上にお金を稼ぐ必要があり、結果として最も貴重な自らの人生の時間を犠牲にすることになる、ということになります。

そして、現在の日本人は、かつての質素な国民性が失われて必要以上にモノを求め続けており、「果たして日本人は幸せと言えるのか?」と疑問を呈してもいました。

確かに、マイホームやマイカーを買ったり、ブランドのバッグやアクセサリーを買ったりすると、そのローンの支払のためにお金を稼ぎ続ける必要があります。
その仕事をしたくてしているというよりは、ローンの支払が残っているから仕事をしている、つまりお金に縛られて嫌でもその仕事をせざるを得ない、という状況の人もいるのではないでしょうか。

また、必要以上にお金を稼ぐという目的ではなくても、単純に仕事が多忙すぎて、残業や休日出勤で時間を余分に消費してしまっている、というケースもあると思います。

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私の前職であるベンダーSEなんかは、その代表例ではないかと思います。

納期やトラブル対応に追われて、毎日深夜まで残業したり、休日を潰されたり・・・
特に、小さい子供がいる人は、子供と過ごす人生で二度とない時間を仕事に奪われることになります。

※家庭が崩壊した話もベンダーSEの頃はよく耳にしましたし、先輩や上司で過労死・自殺・うつ病となった人もいます。

このような仕事と、多少収入は下がっても家族と過ごす時間が十分確保できる仕事と、果たしてどちらが人間として幸せなのでしょうか?
ムヒカ氏がインタビューで話した内容は、日本人の働き方に一石を投じているように思えます。

私は、社内SEに転職して収入を失った代わりに、時間を得ることができました。
おかげで、家族と過ごす時間が増え、明らかに家庭の雰囲気が良くなりました。
(嫁も同じ印象を抱いているそうです)

ベンダーSEという仕事は、やりがいのある仕事であることは確かです。
しかし、自分だけの幸せではなく、家族みんなの幸せとは何かを考え、ありふれた言い方ですが「仕事を取るか家庭を取るか」を見つめ直してみることも必要かもしれません。

※私もやりがいがあったベンダーSEという仕事を中々手放せず、長らく「仕事を取ってきた」人間です。
 しかし、決断して「家族を取った」現在としては、転職して正解だったと思っています。

※先日、「社内SEとワークライフバランス」と題して、ベンダーSEだった頃と社内SEになった現在との比較を記事にしてますので、興味のある方はご覧下さい。

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三国志から学ぶことは多い

中国出張での恐怖体験から、私は中国はあまり好きではありません。(苦笑)
が、中国の戦記ものは大好きです。

これまで、小学生の頃に読んだ三国志に始まり、水滸伝・史記といったものを読んできました。
とっかかりは、横山光輝の三国志(マンガ)で、兄弟でお金を出し合ってあっという間に全60巻を買い揃えたのを、今でも覚えています。
また、大人になった現在でも、数年に1回ぐらいのペースで1巻から読み直すほどハマっています。
(既にセリフも結構覚えてしまっていますが・・・)

こうして中国の歴史を見てみると、史記の頃から政治腐敗⇒革命⇒政権奪取⇒政治腐敗⇒革命・・・を繰り返しているのが良く分かります。
もちろん、これは日本の歴史にも言えることですが、腐敗のスケール・革命のスケールが段違いですので、見ていて面白いです。

三国志についても、後漢の政治腐敗に始まり、それを正すことを名目として内戦が起こり、魏・呉・蜀がそれぞれ建国されました。
しかし、ここから中国全土が統一されるまでの間ですら、魏・呉・蜀それぞれで政治腐敗が起こりました。

結局、腐敗が早かった蜀から滅亡し、その後は呉が腐敗して滅亡、魏も腐敗して曹氏が帝位を追われ、結局最後は司馬炎が中国全土を統一するに至りました。

パターンとしては、建国した皇帝の後を継いだ皇帝(息子)が無能かつ酒色に溺れて政治を疎かにするケースが圧倒的に多く、史記の時代の秦もこれが原因で滅亡しました。

最近では、大韓航空の「ナッツリターン事件」なんかは記憶に新しいですが、やはり苦労を知らずに育った人に後を継がせるというのは、歴史的に見ても大変リスクがあることだということが分かります。

また、政治腐敗が起こると有能な人材が自国に流入しずらくなり、かつ国外にどんどん流出していくため、残るのは無能で媚びへつらうことだけに長ける人だけになります。これが最終的に国の滅亡につながるわけです。

これは会社にも言えることで、例えば創業者一族の力が強く、かつ世襲で無能な2世・3世が会社を継いでいくと、いずれはそのやり方に賛同できない有能な人材が流出し、会社自体を維持していくことすら難しくなります。
(もちろん、2世・3世でも優秀な経営者はいますが、割合的には少ないように思います。)

他には、三国志でよく大敗するパターンとしては、総大将が驕りや油断から周りの部下の意見に耳を貸さなかったために、敵の罠にかかってボロ負けするケースが多いです。
ただ、周りの意見に惑わされすぎると今度は優柔不断な状態となり、疑り深くなって結局負けることもあります。

つまり、これはリーダーとしてどうあるべきか、というのを教えてくれているとも言えます。
自分のチームを目標に向かって導くために、自分の中に一本の芯を通しつつも、皆の意見も尊重しながら柔軟に対応していく、ということが求められているのではないかと思います。

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まだまだ言いたいことは沢山ありますが、、、また機会があれば触れていこうと思います。
三国志は実話をもとにしたフィクションで、矛盾した話もチョコチョコありますが、それを加味しても広大なスケールと緻密な駆け引き、武将達の人間模様など、とても惹きつけられるものがあります。

ちなみに最近は、Youtubeで中国ドラマの「三国演技」に専らハマっています。
15年以上前に一度見たことがあるのですが、実写ではやはりこのドラマに敵うものはありません
興味のある人は、一回見てみるといいでしょう。
※Youtubeで「三国演技」で検索すると出てきます。

レッドクリフも前編・後編ともに映画館で見ましたが、正直コレジャナイ感がかなりありました
※たぶん、三国志ファンの人は皆そう思ったのではないでしょうか?
まぁ、あれはあれで三国志を良く知らない人にとっては、演出も派手でとっかかりにはなったかもしれませんがね・・・

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叱ることの大切さ

今日、出勤するときの電車に、ある親子が乗ってきました。
見た感じ、30歳前後の母親と、3~5歳ぐらいの姉弟。

乗車直後から姉弟ともに落ち着きがなく、ワイワイ騒いでいました。
これに対し、母親は「シーッ、静かに」と注意していましたが、子供達は一向に静かになりませんでした・・・

これは、電車に限らず、飛行機やファミレスなどで、よく見かける光景です。
図太い親だと、注意すらしなかったりしますし、逆にちょっと出来た親だと、注意しつつ周囲にすまなそうにしたりします。

ただ、総じて彼らに共通していることは、子供を叱らないという点です。
近年、こういう親が増えているようで、子供を甘やかすことが子育てだと勘違いしているという見方があります。

子供を叱ると、子供から嫌われてしまうのではないか、という不安感もあるのでしょう。
しかし、甘やかすだけでは、単に言葉の通じるペットでしかありません。

無人島で生活しない限り、成長するにつれて、嫌でも人間社会の一員として生きていかなくてはなりません。
なのに、人間社会で生きていくための道徳やマナーを教えないというのは、生き方を教えていないのと同じことなのです。

結局、叱ることで子供に嫌われたくないと思っている親というのは、子供の将来を考えておらず、ただ自分さえ良ければいいと考えているのではないでしょうか。

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と、ここまで偉そうなことを言ってきましたが・・・

私は子供はいませんが、こと仕事において部下を叱ることが苦手です。

前の会社ではPLでしたので、必然的に部下を叱るべき場面にはしばしば遭遇しました。
しかし、叱ることへの抵抗感から、殆ど部下を叱ることはありませんでした。

果たしてこれが彼らの為になったかと言うと、そうではないと今は思います。

それは、私自身の経験から言えることです。

私は入社3年目頃まで、システムをシステムとしてしか捉えていませんでした。
このため、使う人のことなど考えずに、やっつけ仕事で画面などの設計を行っていました。

ちょうどこの頃に私の上司だった方は非常に厳しく、私はほぼ毎日設計思想のことで叱られていました。
あの頃は何をどう直せばいいのか分からず、会社に叱られに行くような感じで、本当に辛かったのを覚えています。

ただ、叱られながらもどうすれば良いかものかともがいていたところ、少しずつユーザーの使い勝手を意識するようになり、そのために顧客業務が効率的に回るにはどうすればよいかを考えるようになりました。

結果として、SEとして将来に渡って必要となる大切な能力を1つ身に付けることができたのです。
これは、この上司に出会わなければ、かつ叱られ続けなければ、一生その必要性に気付かなかったかもしれません。
正直、叱られたときはムカつきが溜まる一方でしたが、今ではこの上司に非常に感謝しています。

こんなこともあり、子供・部下に限らず、他人を叱るということは、その人を成長させるものだと私は考えています。

特に、子供のときのしつけや叱ることは、善悪の区別をつけさせるために非常に重要なことです。
実際、「バカッター」なんて言葉が一時期流行りましたが、Twitterでバイト先の食材で遊んだり、冷蔵庫の中に入ったりした写真をアップしたことが社会問題になりました。

これは、成長過程でどこまでが冗談で済まされて、どこからが他人に迷惑を掛けてしまうかを誰からも教えられてこなかったことが原因の1つだと考えています。

子供に嫌われないように叱ることを避けて育てたところで、道徳心の薄い子供が社会的な問題を起こすと、親にまで批判の目が向けられることになります。
また、社会問題を起こすまでいかなくても、小さい頃に甘やかされた子供は大きくなるにつれて親の注意を次第に聞かなくなり、また自立も遅くなりがちなことから、余計に手が掛かるようになっていきます。

結局、親自身も、稚拙な子育ての代償をいつかは払うことになるのです。

子供が小さい頃は、親は嫌われてナンボなのではないでしょうか。

同様に、上司は部下に嫌われてナンボ・・・
とはなかなか簡単にはいかないのが、チームで行う仕事の難しいところですかね。
(叱る場所・タイミングには、細心の注意が必要ですし)


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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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